Barronは使うな!? 新SATの勉強におすすめな教材

こんにちは、カモです。

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↑SATのロゴ

海外(主にアメリカ)の大学に進学する際に必要となるのがSATです。今回は、新しくなったSATの勉強におすすめな教材を紹介していきます。SATがどう変わったかはこちらから。

 

College Boardの練習テスト

一番おすすめなのがCollege Boardが公式に出している練習テストです。

本番と同じ問題

おすすめする理由の1つが、本番のテストと断トツで問題が似ているからです。College Boardとは、SATを制作している組織です。 テストを作っている組織が手がけた練習テストなので、実際のテストと問題の形式と難易度が非常に似ています。また、これを使うことで、本番自分がどのようなスコアを取れるのか正確な予想も出来ます。

問題量の多さ

おすすめする2つ目の理由が、練習テストの多さです。2017年4月の時点で、7つの練習テストが公開されています。他の会社が出している教材は練習テストを5つほど含んでいるものが多いので、問題量としては全く問題ないでしょう。

良質な解説

おすすめする3つ目の理由は、答えの解説の質です。他の会社の教材の場合、問題の解説があると謳うものでも、説明の質が非常に低いです。文章にこう書いてあるから答えはこれだ、という説明と呼んでいいのか分からないものばかりです。しかし、College Boardの練習テストの場合は、各選択肢のどこが間違っている(もしくはあっている)かを理由付けて解説してあります。

無料公開

おすすめする最後の理由は、全ての問題と回答が無料で公開されているということです。他の会社の教材を使うには、当たり前ですがお金を払う必要があります。しかし、College Boardは全ての練習テストを無料で公開しています。質の高い教材が無料で使用できるのは非常に便利です。

 

Barronの教材

Barronの教材は、新SATの勉強のときに使うのは避けてください。

Barronは、SAT関連の教材を手がける会社として有名です。ぼくもSAT II (Math Level 2とPhysics)の勉強をする際に使い、非常に助かりました。

しかし、新SATの教材の質は非常に低いです。リーディングとライティングでは、新SATでは絶対に出ないような問題が多く出題されており、数学では旧SATの問題を使いまわしにしています。問題の解説も、答えはこうだ、と何の説明もないものがほとんどです。

また、Barronの教材は本番のテストより少し難易度が高いことでも有名です。SAT IIの場合ならそれほど問題ではないのですが、新SATの教材は非常に難しく作られています。また、難しさのベクトルが本番のテストとは関係のない方に向いており、Barronで新SATを勉強するのははっきり言って非効率的です。

 

まとめ

今回は、新SATの勉強におすすめな教材を紹介してきました。

他にもPrinceton ReviewやKaplanといった会社が新SAT用の教材を出しています。Barronよりは質の良いものがほとんどですが、College Boardが出す練習テストには敵いません。他の教材にお金をかけるなら、まずはCollege Boardの無料教材を使うことをおすすめします。